FileMakerPro10 デモンストレーション

FileMakerPro10

FileMakerPro10

栄のAppleStoreで開催された、Genecomの高岡幸生氏によるFileMakerPro10のデモンストレーションに参加した。FileMakerPro10の新機能の紹介だ。6時~8時、ビジネスハンズオンの企画のようだ。

ビジネスハンズオンの企画なので、ビジネスにいかに生かすか、導入のメリットや効果などの話が半分弱あった。この辺の話はまったく興味がない。もっとその分の時間を新機能の紹介に割いてほしかった。前回のデモの時は色々と話が聞けたが、今回はその点が少し残念。さて、新機能として、取り扱えるデータ量が紹介された。

1ファイル100万テーブル
1テーブル2億5600万フィールド
1テーブル6京4000兆レコード
1フィールド4Gのオブジェクト
1フィールド2Gのテキスト
1ファイル8TB
1度に公開できるファイル125ファイル
同時アクセス可能クライアント9

以上のように、こんなに必要なの?と思うくらいの量。実際にこんなファイル作ったら動かないと思うくらい。
新機能の面白かったのは、ダイナミックレポート。従来は集計フィールドをパートに配置した場合、ソートした上でプレビューモードにしないと数値が確認できなかったが、Ver10からは、ブラウズモードで表示されるようになった。これはうれしい機能。しかし、高岡氏曰く、うっとうしくもある。確かにそうだろう。使いようによってはうれしいし、今までの感覚で使うと、うっとうしいとも思うだろう。さらに、ソート状態でレコードを追加したり編集したりしても、すぐさま
ソート状態に反映されるのもうれしい機能。
検索条件が保存できるようになった点は、使い勝手が向上した気がする。ワンタッチで検索できるのだから。
SMTP経由でメールが送れるようになったのも便利。今までのようにメーラーを起動しなくて良くなったから。
ODBC経由でSQLサーバーや、MySQLなどに接続できるようになったもの面白い。デモでは、MySQL5.1を利用してファイルメーカーPro10と接続するデモを行った。
参加者者からの質問で、SQLサーバーを利用し20万件くらいのデータを持つDBと接続しているが、遅くて実用に耐えられない、どうしたらよいかと言うのがあった。高岡氏の回答は、View(仮想テーブル)を作って、それと接続するようにだった。テーブルと直に接続するとそういう問題が起きるそうで、Viewを作成してそれと接続するようにすると、特に問題もなく使用できるそうだ。

さて、今回一番期待した新機能はスクリプトトリガーである。これについては、もっと時間を割いてほしかった。VisualBasicのように色々なイベントにトリガーを仕掛けられる。デモでは、フィールドからフォーカスが出るときに、ウィンドウを開くスクリプトを紹介した。これを使えば、今までに出来なかったことが出来るようになる。
しかし、イベントの数が少なすぎる気がする。

今までずっとFileMakerを愛用していたし、今後できるだけ早くPro10を導入しようと思う。


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