MicroSoftAzureにFileMakerServer14をインストールする(13)
さて、スタンバイサーバーの設定が完了したところで、メインが壊れてたときのスタンバイサーバーへの設定方法を紹介する。
ただ、仮想マシンでメインサーバーに障害が起きたことを再現することは難しい。そもそも仮想サーバーなので壊しようがない。物理サーバーなら、コンセントを抜いたり金槌でたたくことは出来るが。そこで、実際には出来ないが、壊れたと想定する。
スタンバイサーバで、
fmsadmin standby disconnect
とコマンドを打つ。そうすると、メインとの接続が切られ、スタンドバイサーバーはスタンドアローンサーバーとして起動することになる。その状態で、AdminConsoleにログインして、すべてのファイルを開く。こうすることによってクライアントは再接続できることが出来る。
次に、メンテナンスなどで、メインとスタンバイサーバーの役目を入れ替える手順を紹介する。
メインサーバーですべてのデータベースを閉じる。
次に、メインサーバーの方で下記のコマンドを順に実行する。
- fmsadmin standby status –s (検証する)
- fmsadmin pause (止める)
- fmsadmin standby update(更新する)
- fmsadmin standby switchover(交代する)
最後に新メインとなるスタンバイサーバーの方で
fmsadmin standby resume
と入力する。これで、メインとサブの役割が交代された。
なお、これらの手順はYouTubeで紹介されている。