MCP 試験70-640合格体験記(5)
赤本と黒本の問題をやって9割位点が取れるようになったので、青本をやってみた。結果は惨憺たるものだった。
赤本や黒本と同じ問題でも、「えっ!そこを聞くの?」という問題がたくさんあった。英語の本を訳したものだろうが。赤、黒には書いていない問題が多数ある。この本の著者は性格が悪いのではないかと思う。サイトリンクにSMTPを使う例、AD LDSの使用法など勉強になる点も多く、おかげで合格できたが。ただ、回答の解説が良くない。赤や黒本は何故その回答になるかが解説しているが、この本の場合はそれぞれの選択肢の解説が書いてあるものの、何故その答えになるかの導きが不十分である。また、赤、黒と同じく証明書とActiveDirectoryの役割とサービスの問題は不十分である。ActiveDirectoryオブジェクトの作成及び保守については、問題数が豊富で良い。あと、付属CDの中には242ページにも及ぶActiveDirectory操作の手引きと題したPDFファイルがある。この操作の手引きは参考になるだろう。
MCP 試験70-640対策本として、最初の1冊としては勧められない。黒本をマスターした人がやるのは有益である。しかし、実際に合格しようとすると、赤、黒、青本だけではとうてい無理である。